ホンダ「CBR250RR」3,191台をリコール…運転者が火傷・エンジンがオーバーヒートするおそれ
本田技研工業(ホンダ)は、CBR250RRのウォータポンプカバーに不具合があり、高温の冷却水が漏れることで、最悪の場合、運転者が火傷する、またはエンジンがオーバーヒートするおそれがあるとして、2024年7月11日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年12月27日~2023年11月29日に製造された3,191台と、交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できないもの59個。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2022年12月27日~2023年11月29日に製造されたCBR250RR 3,191台
・2023年7月21日~2024年6月20日に交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できないウォータポンプ ASSY 59個
不具合の箇所は、原動機(ウォータポンプカバー)。
ウォータポンプカバーの製造工程が不適切なため、ジョイントパイプ圧入部に塗装が付着しているものがある。エンジン等の熱によりジョイントパイプ圧入部の締め代が減少してジョイントパイプが抜け、高温の冷却水が漏れることで、最悪の場合、運転者に付着すると火傷する、もしくはエンジンがオーバーヒートするおそれがある。
これまでに不具合が42件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のウォータポンプカバーを良品と交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知する。または、交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両を追跡調査・特定の上、周知して改修等を行うとともに、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。