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令和4年度のリコール総届出件数及び総対象台数の速報値を国土交通省が発表

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令和4年度のリコール総届出件数及び総対象台数の速報値を国土交通省が発表

国土交通省は、2023年5月12日、令和4年度のリコール届出の総届出件数及び総対象台数の速報値を発表した。対象台数が多かったリコール届出は、スズキ「エブリイ」、ダイハツ「タフト」、ニッサン「セレナ」など。

リコールの総届出件数

令和4年度の総届出件数は383件。前年度と比べて14件増えている。そのうち、国産車は166件、輸入車は217件。前年度と比べると、国産車は29件減少したが輸入車が43件増えたため、全体で14件増えた結果になった。

リコール届出の総対象台数

令和4年度のリコール届出の総対象台数は4,649,433台。前年度比べると391,502台増加している。そのうち、国産車は4,024,610台、輸入車は624,823台。前年度と比べると、国産車は66,140台、輸入車は325,362台増え、総届出件数・総対象台数ともに輸入車の増加が著しいことが分かった。

対象台数が多かったリコール届出

国土交通省は、リコール届出の総届出件数及び総対象台数の速報値と合わせて、参考として「対象台数が多かったリコール届出」についても発表している。

第1位は、スズキ他「エブリイ」など計5車種で、対象台数は360,145台。機械式自動変速機(AGS)の不具合により変速不能および走行不能となるおそれがあるとして、2023年3月31日にリコールを届け出た。

第2位は、ダイハツ他「タフト」など計8車種で、対象台数は339,883台。電動パーキングブレーキ制御プログラムが不適切なことにより、パーキングブレーキが解除できなくなるおそれがあるとして、2023年1月19日にリコールを届け出た。

第3位は、ニッサン他「セレナ」など計3車種で、対象台数は277,462台。オルタネータ内部ベアリングのシールが不適切なため、エンストするおそれあるとして、2023年1月27日にリコールを届け出た。

自動車のリコール総届出件数及び総対象台数の年度別推移(昭和44年度から令和4年度までの54年間)

出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_004776.html)
出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_004776.html)

本発表はいずれも速報値である。そのため、今後異なる可能性がある。

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