ナビゲーションシステムに不具合あり。三菱「アウトランダーPHEV」16,303台をリコール
三菱自動車工業は、アウトランダーPHEVのナビゲーションシステムの不具合により一時的にカメラ映像が途切れてしまうことで、直前直左が視認できず、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しなくなるおそれがあるとして、2023年5月11日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年12月10日~2022年9月29日に製造された16,303台。
不具合の部分はナビゲーションシステム。起動中の負荷が大きくなると画面処理が適切に行われず、システム起動直後に車両を後退させると、一時的にカメラ映像が途切れる場合がある。その場合、直前直左が視認できず、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合は5件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のカメラ映像が途切れないよう、ナビゲーションシステムの制御プログラムを対策仕様に書き替える。また、使用者にはダイレクトメール等で通知するという。