災害時にEVからの給電でエレベーターが稼動!日立ビルシステムと日産が実用化を進めるV2Xシステム
EVは災害時における非常用電源としての価値も高い
EVシフト乗り物としてだけではなく、給電を行う蓄電池としての役割も担う。日立ビルシステムと日産自動車は停電時のエレベーターにEVから給電するV2Xシステムの開発に取り組んでいる。
日立ビルシステムと日産自動車は、停電時のエレベーターにEVから給電するV2Xシステムの開発に取り組み、普及を目指している。
実証実験では、軽自動車のEV「日産サクラ」を使い、日立標準型エレベーター「アーバンエース HF」を14時間56分稼働させた。
ビルやマンションの多くは、停電時にエレベーターや共有部の設備を利用可能にするため、非常時電源として蓄電池を整備する動きが活発だ。
日立ビルシステムは今後のEVシフトの流れを見据え、EVからビル設備への給電を行い、継続利用を可能とするV2Xシステムの実用化を進めている。