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エンジンが破損、走行不能になるおそれ。クボタ「R530E」など6車種2,418台をリコール

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エンジンが破損、走行不能になるおそれ。クボタ「R530E」など6車種2,418台をリコール

クボタは、ホイールローダを寒冷環境で使用した際にエンジンオイルセパレータ内が凍結することで、エンジンオイルが逆流しエンジンが破損、最悪の場合、走行不能となるおそれがあるとして、2023年6月9日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2016年8月5日~2022年11月29日に製造された2,418台。

今回リコールの対象となるのは、2016年8月5日~2022年11月29日に製造された、クボタ R430E、6SDTL8、R530E、6SDTL10、R630E、6SDTL12の6車種2,418台。

不具合の箇所は原動機。ホイールローダを寒冷環境で使用した際に、エンジンオイルセパレータ内が凍結するため、そのまま使用を続けるとエンジンオイルが逆流する。燃焼室に入ることでエンジンが過回転となり、車両を適切に停止できず、最悪の場合、エンジンが破損し走行不能となるおそれがあるとのこと。

これまでに不具合が2件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。

改善措置として、全車両のエンジンオイルセパレータの凍結を防止するためエンジンオイルセパレータにウォータジャケット(エンジン冷却水の水温によりエンジンオイルセパレータの凍結を防止する)、管路にヒーター2個を追加。さらに、エンジン最高回転数以上になった場合の制御のためコントローラープログラムの書き換え、その制御の説明を取扱説明書に追記する。また、部品追加により発電能力不足となるため、キャビン仕様機のみ作業灯をハロゲン仕様から消費電力の少ないLED仕様に変更する。

使用者には直接訪問で通知するとともに、自社ホームページに掲載するという。

リコール等に関するお知らせ | クボタ

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