駐車ブレーキが解除されて駐車できなくなる?昭信「3S-CE1052HC」など18車種1,549台をリコール
ショーシンは、農業用薬剤散布車の駐車ブレーキにおいて、レバーを固定状態で保持するフックとギヤの製造管理が不適切なため、最悪の場合、駐車できなくなるおそれがあるとして、2023年6月9日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年11月9日~2021年9月1日に製造された1,549台。
今回リコールの対象となるのは、2018年11月9日~2021年9月1日に製造された、3S-V512、3S-V522、3S-C522、3S-C522S、SSA-G545、3S-FS522PC、SSA-α522、3S-CE642HC、3S-FS642HC、3S-C524P、3S-C624P、SSA-G565、3S-FSE1052HC、3S-CE1052HC、SSA-G1020、3S-FST1063H、3S-FSE1052H、3S-CE1052HC-THの18車種1,549台。
不具合の箇所は制動装置 (駐車ブレーキレバー)。農業用薬剤散布車の駐車ブレーキにおいて、レバーを固定状態で保持するフックとギヤの製造管理が不適切なため、フックとギヤの強度が不足し嚙み合わせ部が摩耗・変形する場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると噛み合いが不十分となり、最悪の場合、駐車ブレーキが解除され、駐車できなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が47件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の駐車ブレーキレバーを対策品に交換する。また、使用者にはダイレクトメールまたは電話で通知し、改善実施済車には、車台番号が記載されている型式銘板の近傍にNo.5334のステッカーを貼付するという。