エンジン制御コンピュータが誤判定、走行不能のおそれ。ニッサン「キャラバン」など2車種4,059台をリコール
日産は、エンジン制御コンピュータの不具合によりアクセルペダルセンサが故障していると誤判定し、走行不能になるおそれがあるとして、2023年6月15日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年3月24日~2022年8月11日に製造された4,059台。
今回リコールの対象となるのは、2022年3月24日~2022年8月11日に製造された、キャラバン、コモの2車種4,059台。
不具合の部位は原動機(エンジン制御コンピュータ)。エンジン制御コンピュータにおいて、開発時のアクセル診断制御プログラムが不適切であったことと、ルセーフ制御の評価が不十分であったことにより、特定のアクセルペダル操作を行なった場合、アクセルペダルセンサが故障していると誤判定することがある。そのため、出力を止めるフェールセーフ制御が作動し、走行不能となるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が20件発生、事故は発生していない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の当該エンジン制御コンピュータのプログラムを修正する。
使用者にはダイレクトメールで通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載するという。