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雨水などが車内に侵入し、事故につながるおそれ。メルセデス・ベンツ「S500 4MATIC」など2車種1,007台をリコール

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雨水などが車内に侵入し、事故につながるおそれ。メルセデス・ベンツ「S500 4MATIC」など2車種1,007台をリコール

メルセデス・ベンツは、フロントウォールの雨水排水設計が不適切なため、多量の雨水等が車室内に侵入することで事故につながるおそれがあるとして、2023年6月22日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年8月10日~2021年11月29日に輸入された1,007台。

今回リコールの対象となるのは、2020年8月10日~2021年11月29日に輸入された、メルセデス・ベンツ S400d 4MATIC、メルセデス・ベンツ S500 4MATICの2車種1,007台。

不具合の箇所は車枠(フロントウォール)。フロントウォールにおいて、雨水の排水設計が不適切なため、多量の雨水等が流れると車室内に水が浸入することがある。浸水すると、床下の電気配線が腐食による断線や短絡を引き起こし、原動機の始動不良などの電気的な不具合が発生。最悪の場合、プレセーフシステムの機能が損なわれ、衝突時に乗員が負傷するおそれがあるとのこと。

これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のシーリングを追加し、床下を点検し水分が浸入している場合は、影響を受けている部品を新品に交換する。また、使用者にはダイレクトメールで通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載するという。

リコール等の情報一覧|メルセデス・ベンツ

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