運転支援システムの制御プログラムに不備。フォルクスワーゲン「VW T-CROSS 1.0/85kW」など26車種17,634台をリコール
フォルクスワーゲンジャパンは、運転支援システムの制御プログラムに不備があり、一部機能が保安基準に適合していないとして、2023年6月29日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年8月6日~2023年5月11日に輸入された17,634台。
今回リコールの対象となるのは、2022年8月6日~2023年5月11日に輸入された下記の26車種17,634台。
フォルクスワーゲン ポロ 1.0/70kW / ポロ GTI 2.0/152kW / VW T-CROSS 1.0/85kW / ゴルフ 1.0/81kW / ゴルフヴァリアント 1.0/81kW / ゴルフ 1.5/110kW / ゴルフヴァリアント 1.5/110kW / ゴルフGTI 2.0/180kW / ゴルフR 2.0/235kW / ゴルフRヴァリアント 2.0/235kW / ゴルフヴァリアント TDI/110kW / ゴルフ TDI/110kW / ゴルフトゥーラン 1.5/110kW / ゴルフトゥーラン TDI/110kW / T-ROC 1.5/110kW / T-ROC 2.0 TDI/110kW / T-ROC R 2.0/221kW / ティグアンR 2.0/235kW / ティグアン 2.0/140kW / ティグアン 1.5/110kW / ID.4 / パサートヴァリアント 1.5/110kW / パサートヴァリアント TDI/140kW / パサートオールトラック TDI/140kW / パサートヴァリアント GTE / アルテオン 2.0/200kW
不具合の箇所は、かじ取装置(フロントカメラ)。運転支援システムTravel Assist(※1)の制御プログラムにおいて、開発時の評価が不十分なため、プログラムに不備がある。そのため、ステアリングのハンズオフ検知時のシステム無効化に関する作動が、保安基準に適合していないとのこと。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の当該システム用フロントカメラのコントロールユニットを対策プログラムに書き換える。
また、使用者にはダイレクトメールや電話、電子メール等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。
※1:アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をサポートする運転支援システム