志高くすがすがしい広島製ドイツ車もどき：マツダ・CX-60
『福野礼一郎のクルマ論評8』シナジーコンテンツ（11-03）
福野礼一郎さんの単行本『クルマ論評8』をよりお楽しみいただくために、試乗当日の写真を掲載しました。誌面で綴られている雰囲気が伝わりやすくなるでしょうか。単行本をお求めの方にもリンクを用意しておりますので、ぜひお手にとってご覧ください。
マツダ・CX-60［
Mazda CX-60］
試乗日：2022年10月18日
［XD-HYBRID Premium Sports］
個体VIN：KH3R3P-100044
車検証記載車重：1940kg（前軸1060kg／後軸880kg）
試乗車装着タイヤ：ブリヂストン ALENZA 001 235/50-20
（単行本書き出しより）
今回の試乗はどうにもやりにくかった。先入観が多すぎると公平な評価の邪魔になるものだが、私は生来へそが曲がってるのでなおさらだ。
CX-60については、弟分でFF横置きのCX-5とCX-60の比較観察という企画を「すべてシリーズ」で行なって、そのとき初めて実車を見た。
試乗せずに観察しただけではシンパシーもなにもなかった。内外装スタイリングもパッケージもCX-5をフォトショップで「多方向に伸縮」したようにしか見えなかったからだ——
福野礼一郎のクルマ論評8
巻数としては8ですが、判型を変えた単行本を含めるとシリーズとしては10冊目。
その間、いろいろな国のさまざまなブランドのたくさんのクルマに乗ってきました。
近年は電動化まっしぐら、モーター駆動にすべて置き換わるのか、純エンジン車は消滅するのか。
各種メディアが悲観的楽観的に取り上げていますが、クルマ論評／二番搾りの理想はまったく変わらず。
一貫した評価軸で今日も明日も新型車に乗り続けています。
今回の『クルマ論評8』では、以下の11台がテーマ車として取り上げられました。
果たしてこれらのクルマはどのような印象だったのか。ぜひお手に取ってご覧ください。
