三菱 ふそうスーパーグレートなど643台の改善対策届を提出…ウイング油圧ホースの口金具に不具合
パブコは、ウイング車の開閉用油圧ホース先端の口金具に不具合があり、ウイングが作動しなくなるおそれがあるとして、2023年7月12日、国土交通省自動車局長に改善対策届を提出した。改善対象車は、2022年4月1日～2022年7月29日に製造された三菱 ふそうスーパーグレートなど643台。
改善対象車種は、2022年4月1日～2022年7月29日に製造された以下の11車種643台。
・三菱 ふそうスーパーグレート
・三菱 スーパーファイター
・三菱 ふそうキャンター
・いすゞ ギガ
・いすゞ フォワード
・いすゞ エルフ
・日野 日野プロフィア
・日野 日野レンジャー
・日野 日野デュトロ
・UDトラックス クオン
・UDトラックス コンドル
不具合の部位は荷台（ウイング油圧ホース口金具）。ウイング車の開閉用油圧ホースにおいて、製造治具の管理に不備があったため、先端に取り付けられている口金具が規定値より強く加締められているものがある。そのため、ウイング開閉に伴い圧力がかかると口金具部の油圧ホースが破損し油漏れを起こし、ウイングが作動しなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が5件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、改善対策を届け出た。対策として、全車両の油圧ホース口金具部の加締め量を測定し、加締め量が規定値から外れているものは新規油圧ホースと交換する。
また、使用者にはダイレクトメールや直接訪問などで通知するが、使用者を把握しているので周知のための措置はとらない。改善実施済車にはその旨を点検整備記録簿に記載するという。
