メルセデス・ベンツ「S400d 4MATIC」など3,051台をリコール…制動停止距離が伸びるおそれ
メルセデス・ベンツは、横滑り防止装置(ESP)において制御プログラムが不適切なため、最悪の場合、制動停止距離が伸びるおそれがあるとして、2023年7月27日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年2月8日~2023年5月17日に輸入された3,051台。
今回リコールの対象となるのは、2022年2月8日~2023年5月17日に輸入された、メルセデス・ベンツ S400d 4MATIC、メルセデス・ベンツ S500 4MATIC、メルセデス・ベンツ S580 4MATIC、メルセデス・ベンツ S580e 4MATIC、メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハS580 4MATIC、メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハ S680 4MATICの6車種3,051台。
不具合の箇所は、制動装置(横滑り防止装置(ESP))。横滑り防止装置(ESP)において、制御プログラムが不適切なため、走行開始直後に当該装置が介入するような走行を行うと誤って故障していると自己診断することがある。そのため、故障を知らせる警告灯が点灯して速度計が作動を停止し、当該装置が作動を停止することで、最悪の場合、制動停止距離が伸びるおそれがあるとのこと。
これまでに、不具合・事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のESPの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。