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ニデック、TAKISAWAのTOB実施を表明。工作機械分野での地位確率目指し

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ニデック、TAKISAWAのTOB実施を表明。工作機械分野での地位確率目指し

ニデックは7月13日、旋盤などの工作機械などを手掛けるTAKISAWAに対し、完全子会社化に向けてTOBを実施することを発表した。

ニデックによると、2022年1月から3月にかけて、TAKISAWAに対して子会社であるニデックドライブ・テクノロジーとの資本業務提携を提案していたが、特に説明などがなされず対象者取締役会より協議の実施を謝絶されたという。

その後、ニデックは、工作機械事業を同社グループにとって今後の新しい事業の柱とすべく買収による事業拡大の検討を続け、2023年2月にはイタリアの工作機械メーカーであるPAMA S.p.A.及びその関連会社を新たに買収。あらためて工作機械業界で強いポジションを得るための一歩として、同社グループとの非常に大きなシナジーが期待できるTAKISAWAとの連合を再度検討し、先の提案を謝絶されたことを踏まえ、TAKISAWAに対して意向表明書を提出した。

大規模買付けルールに則り、TAKISAWAや同株主に対して意向表明書の内容やこれまでの経緯を正しく理解してもらうこと、及び本取引に対する理解・賛同を得るための十分な検討期間を確保する目的で、本内容を一般公表したという。

ニデックが提示したTOB価格は1株あたり2,600円。公開買付けは2023年9月中旬を目途に開始する。

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