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パナソニックが米3か所目のEV電池工場計画。決め手となった州の誘致施策は?

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パナソニックが米3か所目のEV電池工場計画。決め手となった州の誘致施策は?

パナソニックホールディングスが、米国南部に位置するオクラホマ州に、新たに電気自動車(EV)用の電池工場を新設する動きを見せている。パナソニックは、これまでも米国で2か所に車載用電池工場の建設を進めてきており、リチウムイオンバッテリーの量産力をさらに高めようとしている。

ネバダ、カンザスに続き、3か所目はオクラホマ

パナソニックが米国初となる大型EV電池工場の新設に踏み切ったのは2014年。テスラ社の大規模リチウムイオン電池工場の建設計画に協力するかたちで2社の共同開発が始まった。

巨大電池工場は「ギガファクトリー」と名付けられ、ネバダ州リノ郊外の丘陵地帯にあるテスラ社所有の敷地内に設置されている。リチウムイオン電池の量産を開始してから5年で、車載電池セルの出荷数は60億個を突破(2022年7月時点)。EVの基幹部品の生産増強を軸にしてEV市場の主役になることを目指している。

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