開く
FEATURES

ベンツ/ビーエム1000万クラスを超える快適性+巡航性:ホンダ・アコード[福野礼一郎『クルマ論評9』]

公開日:
更新日:
ベンツ/ビーエム1000万クラスを超える快適性+巡航性:ホンダ・アコード[福野礼一郎『クルマ論評9』]

福野礼一郎さんの単行本『クルマ論評9』をよりお楽しみいただくために、試乗当日の写真を掲載しました。誌面で綴られている雰囲気が伝わりやすくなるでしょうか。単行本をお求めの方にもリンクを用意しておりますので、ぜひお手にとってご覧ください。

ホンダ・アコード[Honda Accord]
試乗日:2024年6月24日

[e:HEV]
個体 VIN:CY2-1000049
車検証記載車重:1580kg(前軸 980kg/後軸 600kg)
試乗車装着タイヤ:ミシュラン e・PRIMACY 235/45-18

(単行本より)
萬澤  試乗個体はなかなか派手な「イグナイトレッド・メタリック」です。車台番号:CY2-1000049、車検証記載重量1580kg(前軸980kg/後軸600kg)、タイヤはミシュランe・PRIMACYの235/45-18。空気圧は前後240kPaの指定ですが、すみません、ばたばたしててまだ空気圧測定ができてません。
福野(前席シートの)バックレストの包まれと面圧分布はとてもいいけど、アメリカでも作ってる割には妙に座面が小さいです。数字的には幅500mm、長さ490mmで世界平均値なんだけど、腿の先端部から膝裏にかけての面圧が抜けているので、座面がお尻の下にしかないって感じ。膝裏がそっくり浮いちゃってますね。座面角度は前端で20mm分、上げられるんですが(数値はいずれも現場での実測値)、上げてもシート座面先端が腿裏に食い込んでいくだけで、膝裏はあい変わらず空に浮いたままです。こんなシートでよくアメリカで売ってるなあ(ハイトを上げたり下げたり、コラムを調整したりしてしばらくドラポジを合わせる)。ハイトを低くして背もたれを少し倒すしかないか。いやそうするとハンドルがうまく合わないし.......。

福野礼一郎のクルマ論評9

大好評のMFi連載「福野礼一郎のニューカー二番搾り」を加筆修正し一冊にまとめた単行本「クルマ論評」を2024年も刊行します。今回のテーマ車は日本4/ドイツ4/フランス1/イタリア1/スウェーデン1。軽自動車からスーパーカーまで、いつもの道でいつもの乗り方でじっくり確かめた結果たるや果たしていかに。

 VWでRR! でもなんか微妙に終わってる――フォルクスワーゲン・ID.4
 誰にも会いたくないときは旧友を呼んでみる――日産・GT-R
 乗り心地/乗り味は下手な乗用車よりいい――ホンダ・N-BOX
 燃費とハンドリングで差。スズキの未来は明るい――スズキ・スペーシア
 BEVで褒められるのは常にモーターだけだ――BMW・X1
 ICEとEVのいいとこ取りの代償は2.3tである――メルセデス・ベンツ・Eクラス
 高速安定性と操舵感は出色(→RRのBEV)――ボルボ・EX30
 購入に賛成してくれた後席の家族がかわいそう――ミニ・カントリーマン
 ベンツ/ビーエム1000万クラスを超える快適性+巡航性――ホンダ・アコード
 久々のハンドリング絶賛モード「これはいいクルマ。いいクルマ」――プジョー・408
 見た目に惚れて憧れても大きく裏切られることはない――マセラティ・MC20

 福野礼一郎選定 項目別ベストワースト2024
 ・ 2024年、期待を上回る出来だったクルマもしくはアイテム
 ・ 2024年、期待を下回る出来だったクルマもしくはアイテム
 ・ 2024年、買ってはいけない輸入車
 ・ 2024年クラス別ベスト車
 ・ 2024年部門別ベスト
 ・ ~2024年おおいなる期待はずれと最低のできばえ
 ・ クルマの格言と選びの鉄則
 (青字については行数厳しい場合使わずとも結構です)
 
 福野礼一郎&第一線エンジニアによる現代の視点[ホンダ・NSX]
詳細はこちら
総合人気ランキング
TECHNOLOGY
世界のEVを透視する… 各社のBEVローリングシャシー
NEWS
ホンダ「タクト」など6車種約59.8万台をリコール…走行中に後輪がロックし、転倒す...
NEWS
スバル「XV」など8車種約22.9万台をリコール…走行中エンストに至るおそれ
TECHNOLOGY
マツダ、微細藻類を使った次世代バイオ燃料でCO2削減に挑む。新型CX-80のバイオ燃...
NEWS
三菱「デリカD:5」約5.8万台をリコール…排出ガスが規制値を満足しなくなるおそれ
ランキング一覧
キラーワード

#リコール
#EVシフト
#トヨタ自動車
#人とくるまのテクノロジー展
#自動運転
#日産自動車
#ホンダ
#環境

ログイン
LOGIN
新規登録はこちら

著者
福野礼一郎
自動車評論家

東京都生まれ。自動車評論家。自動車の特質を慣例や風評に頼らず、材質や構造から冷静に分析し論評。自動車に限らない機械に対する旺盛な知識欲が緻密な取材を呼び、積み重ねてきた経験と相乗し、独自の世界を築くに至っている。著書は『クルマはかくして作られる』シリーズ(二玄社、カーグラフィック)、『スポーツカー論』『人とものの讃歌』(三栄)など多数。

PICK UP