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新型BMW 5シリーズが日本上陸。シリーズ初のEV2モデルをラインアップ

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新型BMW 5シリーズが日本上陸。シリーズ初のEV2モデルをラインアップ

ビー・エム・ダブリューは、第8世代目となる「BMW 5シリーズ」の新型モデルを7月13日より販売開始した。BMW 523i(ゴーニーサンアイ)およびBMW i5(アイファイブ)は2023年第4四半期(10〜12月)以降、BMW 523d xDrive(ゴーニーサンディー ・ エックスドライブ)は2024年第1四半期(1〜3月)以降の納車を予定している。

1972年に初代モデルが誕生したBMW 5シリーズは、プレミアム・セグメントにおけるミドル・クラスセダンの象徴的なモデルであり、同社のラインナップでも中心的な存在。今回発表された新型BMW 5シリーズは第8世代目であり、約7年ぶりのフルモデル・チェンジを実施。BMW伝統のデザインを踏襲しつつ、コンセプトを一新した。

約半世紀の歴史の中で初めて、電気のみで走行する電気自動車BMW i5を量販モデル、Mパフォーマンス・モデルの2モデルを同時にラインアップ。新型BMW 5シリーズにおいて初となる48Vマイルド・ハイブリッド・システムを、ガソリンおよびディーゼル・エンジン搭載モデルに搭載するなど、パワートレインを充実させている。

デザイン

フロント・デザインは、現代的な解釈によるツイン・ヘッドライトとBMW伝統のキドニーグリルを垂直方向に拡大し、やや前方に突き出たシャーク・ノーズ&ロング・ボンネットが特徴的。ほぼ垂直に配置されたLEDは、デイライト・ライニングおよびウィンカーとして機能する。キドニーグリルには、夜間走行時にBMWブランドの象徴である造形を印象的にライトアップするBMWアイコニック・グローを備えた。

サイド・デザインは、高いショルダー・ライン、金属を削り出したような塊感のある力強くデザインされたドア・パネルおよびフェンダーの造形、正確にトレースされた2本のキャラクター・ラインが躍動的。ブラックのサイド・スカートがサイド・ビューをスポーティに引き締め、ドア表面に溶け込ませたドアハンドル、Cピラー下部にあるエンボス加工された数字の5が特徴的なホフマイスター キンクを形成するガーニッシュへと、ダイナミックに伸びたシルエットが力強いリアエンドへと流れ込んでいる。

リア・デザインは、クローム・ストリップで分割されたフラットなリア・ライトが、特徴的なL字型を表現。リバース・ライトをリア・バンパー内に配置することで、斬新かつエレガントなデザインを目指した。

インテリア

インテリアは、広々としたスペースを確保し、随所に取り入れられたモダンな機能を取り入れ、高次元のオーディオ性能、高品質で精密に加工された素材、高度なデジタル・サービスがBMWらしい雰囲気を醸し出している。

運転席は、先代モデルに比べてボタン類を大幅に削減し、無駄を省き、洗練された印象。BMWカーブド・ディスプレイは、最新の12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成。インストルメント・パネル中央からドア・トリムを立体的なクリスタル面が貫くBMWインタラクション・バーを標準装備し、ドライバーの好みの走行モードに応じて室内空間をアーティステックに演出する。

ステアリング・ホイールも再設計され、下部セクションが平らになったことでステアリング周りに空間を与えるほか、コントロール・パネルとセンター・コンソールのセレクター・レバーには、操作時のフィードバックを追加している。

新型BMW 5シリーズでは、シート、ダッシュボード、ドア・パネルの表面に加え、ステアリング・ホイールにも地球環境に配慮し植物を主原料とした持続可能な素材を採用。上質なレザーと同等の柔らかさと風合い、耐久性を実現したビーガン・インテリア仕様を一部モデルに標準装備している。

ラインナップと価格

ラインナップは、48Vマイルド・ハイブリッド・システムを搭載したガソリンエンジン車の「BMW 523i Exclusive」「BMW 523i M Sport」とディーゼルエンジン車の「BMW 523d xDrive M Sport」、そして電気自動車の「BMW i5 eDrive40 Excellence」「BMW i5 eDrive40 M Sport」「BMW i5 M60 xDrive」。価格は順に、798万円・868万円、918万円、998万円・998万円・1,548万円だ。

ボディサイズは全て、全長5,060mm×全幅1,900mm×全高1,515mm×ホイールベース2,995mmで統一されている。

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