ホンダ「シビック」など5,942台をリコール…エンジン制御コンピュータに不具合
本田技研工業は、エンジン制御コンピュータ(ECU)の制御プログラムに不具合があり、保安基準第31条に適合しないとして、2023年7月27日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年6月2日~2023年3月8日に製造された5,942台。
今回リコールの対象となるのは、2022年6月2日~2023年3月8日に製造された、ホンダ シビック、ホンダ ZR-Vの2車種5,942台。
不具合の箇所は、原動機(エンジン制御コンピュータ)。エンジン制御コンピュータ(ECU)において、制御プログラムが不適切なため、EV走行時または回生時のエンジン停止位置制御中にクランクシャフトの瞬間的な逆転を異常と誤検知し、ECUがリセットして故障診断情報を消去することがある。そのため、保安基準第31条で定める基準(細目告示別添48「車載式故障診断装置の技術基準」)に適合しないという。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。関連会社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジン制御コンピュータを対策プログラムに書き換える。使用者にはダイレクトメールで通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。