丸紅とパナソニックHDが新会社「EVolity」設立、商用EVの導入・運用をサポート
丸紅とパナソニックHDは8月1日、商用EV向けフリートマネジメントサービスを提供する新会社「EVolity」を設立したと発表した。EV導入を進める複数の大手物流企業向けに、今夏よりサービスの提供を順次開始する。
新会社は、事業者が商用EVを導入する際の課題抽出から効率的な運用に至るまでの一連のプロセスに対するソリューションを提供する。
商用EV導入を検討している事業者に対しては、トライアル運用の機会を提供。車種選定、経済性比較、充電管理などを、事業者のオペレーションとの適合も検討した上で、本格導入に向けたインフラ整備、エネルギーマネジメント、車載電池管理、メンテナンス体制などの計画を提案する。
既に商用EVを運用している事業者に対しては、複数台の充電・電池状況を一括管理する環境を整備し、EV充電器の一元管理を用いた円滑なEVオペレーションにより事業効率の最大化をサポートする。パートナー企業と連携し、運行管理やエネルギーマネジメントなど事業者の既存システムとの連携も検討する。
株主構成は、丸紅が50%、パナソニックHDが50%。丸紅とパナソニックグループの知見や技術を融合し、将来的なEVおよび車載電池の二次利用も含めた循環経済モデルの構築を目指す。