三菱ふそう「ふそうスーパーグレート」約1.3万台をリコール…車両火災に至るおそれ
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそうスーパーグレートのPDM(Power Distribution Module:ヒューズ&リレーボックス)の電源用プラス側配線が誤配索されているため、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあるとして、2023年11月9日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年12月25日~2022年9月5日に製造された13,762台。
不具合の箇所は、電気装置(PDM電源用配線)。運転席左側にPDMを搭載した大型トラックにおいて、PDMの電源用プラス側配線が誤配索されているものがある。そのため、当該配線がPDMブラケットとの干渉により損傷して短絡すると、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあるという。
これまでに不具合が9件発生し、火災事故が1件起こっている。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のPDMの電源用プラス側配線の配索を点検し、誤配索されていた場合は正規状態に配索し直す。また、当該電線に損傷が認められた場合は補修する。
使用者にはダイレクトメール等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。