日野「日野プロフィア」25台をリコール…冷凍機コンデンサが脱落し、他の交通を妨げるおそれ
トランテックスは、日野プロフィアの冷凍機コンデンサ用マウントブラケットに不具合があり、最悪の場合、冷凍機コンデンサが脱落し、他の交通を妨げるおそれがあるとして、2023年10月24日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2016年8月30日~2017年3月7日に製造された25台。
不具合の箇所は、冷凍機コンデンサ用マウントブラケット。大型冷凍車のホイールベース間に取付けた冷凍機コンデンサ用マウントブラケットの設計検討が不十分なため、締結部に亀裂が生じることがある。そのため、走行振動などで亀裂が進行し、冷凍機コンデンサ用マウントブラケットが破断する。最悪の場合、冷凍機コンデンサが脱落し、他の交通を妨げるおそれがあるという。
これまでに不具合が3件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の冷凍機コンデンサ用マウントブラケットを対策品に交換する。今回の措置については十分な強度をもっているものの、緊急性を優先したため、今後の検証次第では再度届出を行う場合もある。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問で通知し、自社ホームページにも掲載する。改善実施済車には、運転席ドア開口部のドアストライカー付近にNo.5388のステッカーを貼付する。