エネチェンジと岩手銀行、東北地方のEV充電インフラ拡充に向け協業
ENECHANGE(エネチェンジ)と岩手銀行は10月31日、エネチェンジのEV充電器の設置拡大で協業することに合意したと発表した。
エネチェンジでは、2027年までに最大300億円を投じ、国内で3万口のEV普通充電器の設置を目標に掲げている。なかでも、移動に利用した電気の一部を継ぎ足して充電できる目的地充電に注目し、滞在時間が2~3時間以上となる商業施設、レジャー施設、宿泊施設やゴルフ場などへの6kW普通充電器の設置を積極的に進めている。
岩手銀行は、岩手県内で最大規模の店舗網を持つほか、青森県・秋田県・宮城県にも支店を構えている。2019年9月より「いわぎんグループ SDGs 宣言」を掲げ、店舗で再生可能エネルギー100%の電力を使用し、岩手県内の再生可能エネルギー発電所の建設や運営を金融的にサポートするなど、地域の脱炭素化に向けた公共インフラの整備に積極的に取り組んでいる。
両社は、同提携を通じて、岩手銀行の東北における顧客基盤を最大限に活用し、EV充電サービス「EV充電エネチェンジ」の導入を強化。2024年1月までに、岩手県矢巾町役場・宮城県仙台市の飲食店「かに政宗」をはじめ、岩手・青森・宮城にある複数の施設での導入が決定している。
同協業を通じ、岩手県を中心とした東北地方のEV充電インフラ整備を促進し、脱炭素社会の実現に貢献していく。