日産・身延山久遠寺が、電気自動車を活用した脱炭素化を目指し共創
日蓮宗総本山 身延山久遠寺と、日産自動車、甲斐日産自動車および日産プリンス山梨販売の4者は、26日、脱炭素化の実現に向けて電気自動車(EV)を活用していく「脱炭素化及び強靱化に関する連携協定」を締結したことを発表した。4者は、EVの積極的な活用により脱炭素化を推進し、環境・防災対策等、本協定締結に基づく様々な取り組みを行いゼロ・エミッション社会の先にある美しい自然環境の保全、クリーンで住みやすい地域づくりに向け、共創を続けていく。
協定締結の背景
身延山久遠寺は「共に生き 共に栄える」をスローガンとする共栄運動を実施しており、持続可能で強靱な境内環境整備に向けた防災・災害対策等に積極的に取り組んでいます。これらの一環として、今後、久遠寺で使用する車両として電気自動車(EV)の導入を推進している。
日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決により、社会変革をしていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を全国の販売会社と共に推進している。SDGsの達成やEVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じ、人とクルマと自然が共生し、住む人がワクワクするまちづくりによる地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業・その他団体と連携し、活動している。
この日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」と久遠寺が目指す脱炭素化や強靱化の実現に向けた取り組みに両者が賛同し、本協定を締結する運びとなった。
連携項目と取り組み内容
(1)脱炭素化へのEVの普及促進、利活用に関すること
・久遠寺はEVの計画的な導入による脱炭素化への取り組みを推進し、再生可能エネルギーの導入及び利活用も検討する。
・日産自動車、甲斐日産自動車および日産プリンス山梨販売は、久遠寺と共にEVの「走る蓄電池」としての活用を通じて、地域住民の環境意識向上を目指す。
・久遠寺、日産自動車、甲斐日産自動車および日産プリンス山梨販売は、脱炭素化および地域活性化を目的とし、EVを活用した観光施策の実施を検討する。
(2)災害におけるEVの活用に関すること
・久遠寺は、災害を起因とする停電が発生した際、避難所等である久遠寺境内にてEVを電力源として活用する。
・日産自動車、甲斐日産自動車および日産プリンス山梨販売は、電源としてのEVの活用について、情報提供や防災訓練等への協力を実施する。