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曙ブレーキ、世界初の独自機構を持つ「中小型トラック用電動パーキングブレーキのモータギヤユニット開発」で「日本機械学会賞(技術)」を受賞。

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曙ブレーキ、世界初の独自機構を持つ「中小型トラック用電動パーキングブレーキのモータギヤユニット開発」で「日本機械学会賞(技術)」を受賞。

曙ブレーキ工業は、「中小型トラック用電動パーキングブレーキのモータギヤユニット開発」において、日本機械学会より2023年度「日本機械学会賞(技術)」を受賞し、4月18日(木)に明治記念館にて開催された日本機械学会定時社員総会において表彰されたことを発表した。

日本機械学会賞は日本の機械工学と工業の発展を推奨することを目的として、1958年に設けられ、毎年優れた論文、技術、製品が表彰されている。akebonoは1982年に「乗用車用新形ディスクブレーキの開発」で自動車部品業界として初めて同賞を受賞。さらに、2016年には「市販ロードカー用高性能自動車ブレーキの開発と量産化」で受賞し、今回が3回目の受賞となる。

自動車業界では、自動車の電動化により搭載システムの電子制御化が進んでいるが、ブレーキに対しても消費電力の低減、車両の軽量化、安全性向上につながる製品開発が求められている。その動向は乗用車用のみならず商用車用にも波及しており、さらにはドライバーの負担軽減につながる製品のニーズも高まってきている。akebonoは、これらのニーズに対応すべく、高出力かつ耐久性に優れた電動パーキングブレーキ用モータギヤユニットを開発し、量産供給を実現した。

この製品は、中小型トラックの多くに適用されている2ピストンディスクブレーキをベースとしている。1つのモータ出力を2つのスピンドル機構を介し、2つのピストンに伝達する世界初の独自機構により、軽量かつ小型化を実現するとともに、発生出力は既存の他社量産品に対し200%以上もの高出力となっている。出力を得るために必要な電流値は10A程度と乗用車用既存製品と同等に抑えるとともに、車両1台当たり3kg以上の軽量化を図っている。今後は国内外の様々な車種へこれらの技術の展開を進めていく。

中小型トラック用電動パーキングブレーキキャリパー
表彰の様子
著者
Motor Fan illustrated

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