ホンダ、新型「フリード」を先行公開。6月発売予定
本田技研工業(ホンダ)は5月9日、6月発売予定の新型ミニバン「FREED(フリード)」を特設サイトで先行公開した。
新型フリードは、「人々の暮らしだけではなく、使う人の気持ちにも寄り添い、日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマ」を目指して開発された。デザインはAIR(エアー)とCROSSTAR(クロスター)の2タイプを設定し、両タイプともに3列シート仕様で、クロスターは2列シート仕様も選択できる。2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」(※1)を搭載し、スムーズで力強い走りを実現した。
車内は、現行モデルのボディサイズや室内空間はそのままに、水平基調でノイズレスな視界で、運転しやすさや全ての乗員が解放感を感じられる室内を目指した。シートアレンジは、現行モデルからさらに使いやすさを追求し、1列目のシート形状に工夫をすることでウォークスルー機能を向上。3列目シート(※2)は、座り心地のよさを維持しつつ、シートの軽量化や構造部の薄型化を行い、跳ね上げ時のシート固定位置を低くすることで、収納能力を高める。
エクステリアは、年代や性別を問わずすべての人がどのシーンでも安心して快適に過ごせることを目指し、シンプルかつ上質なデザインの中に、信頼感と使い勝手の良さを感じさせるデザインを採用。クロスターはボディ下部に黒基調のガーニッシュを施し、専用のフロントグリルやロアガーニッシュ、ルーフレールを装備することで、フリードの個性を生かしながら、アウトドアなどの活動を後押しする力強さを表現した。
インテリアは、「使う人がゆったりとした気持ちになれる空間」を目指しデザイン。インパネに大容量の収納や取り出しやすさを追求したトレーを配置したほか、リアクーラー(※2)の採用、リアクォーターガラス面積の拡大など、2列目・3列目シートの快適性を高め、日常でストレスなく使用できるようにした。エアーは、肌に触れるパーツに触感のよい素材を使用し、丸みを帯びた形状とすることで、安心を感じられる空間を表現。クロスターは、ボディカラーにブラックとカーキの2トーンカラーを採用し、アクティブさを表現した。
荷室には、ユーティリティーサイドパネルやテールゲートにユーティリティーナットを採用し、自由な使い方ができる空間とした。
※1:イーエイチイーブイ:高効率・低燃費な2モーターハイブリッドシステムのグローバル統一呼称。「e:」には「electric(電気)をenergy(原動力)にして、みんなの笑顔と元気を力強くenergize(活気づける)していく」という意味が込められている
※2:タイプ別設定となる