開く
NEWS

マセラティ、新型「グランカブリオ トロフェオ」の日本受注スタート

公開日:
更新日:
マセラティ、新型「グランカブリオ トロフェオ」の日本受注スタート

マセラティジャパンは5月8日、新型「グランカブリオ トロフェオ」のオーダー受付を全国のマセラティ正規ディーラーで開始した。同日、コンフィギュレーターをマセラティ公式ウェブサイトにオープンした。

グランカブリオは、グラントゥーリズモをベースとした4シーターオープントップモデル。

今回オーダー受付を開始するのは、同社開発の「ネットゥーノエンジン」を搭載したトロフェオバージョン。3.0LガソリンV6ツインターボのエンジンで550psを発揮し、グラントゥーリズモ トロフェオと同等のパフォーマンスと、オープンエアによるドライビングエクスペリエンスを提供する。

ファブリック製の電動格納式ソフトトップは、5色のカラーバリエーションから選択可能。開閉操作はインストルメントパネル中央のタッチスクリーンで行い、所要時間は14秒となる。時速50km/h以下であれば走行中も開閉が可能。ソフトトップ収用時のトランクスペース干渉を最小限に抑え、乗員4人分の十分なスペースも確保した。

フロントシートにはドライバーとパッセンジャーの首まわりを温める3段階の温度調整が可能なネックウォーマーと、2人乗車時に使用可能な手動折りたたみ式のウインドストッパーを標準装備することで、ソフトトップオープン時の車内での乱気流発生を軽減し、車両のエアロダイナミクスを最大限に活かす。

グランカブリオは、大胆で洗練されたコンテンポラリーなデザインで、「マセラティの魂」を忠実に表しているという。デザインは、イタリアの伝統的な職人技術と厳選素材を使用してイタリアンラグジュアリーを体現しつつ、ユニークな素材や工程を取り入れることで、工学的な職人技術を用いた。

マセラティが開発し、グラントゥーリズモから初導入した最新の電子構造「車両ドメインコントロールモジュール(VDCM)」を搭載。ステアリングホイール横のドライブモードセレクターで操作する。長年にわたる自動車力学のノウハウを基に、車の主要システムの全情報を統合して操作することで、360°のコントロールを提供し、どのようなコンディションでも最大のパフォーマンスと最適なドライビング体験を提供することを目指した。アクチュエーターの正確なターゲットとタイミングを設定し、全てが確実に連携するよう介入の時間を減らし、パフォーマンス、ドライブから得られる充足感と安全性を向上したという。

ドライビングモードはCOMFORT(コンフォート)、GT、SPORT(スポーツ)、CORSA(コルサ)の4つがあり、運転状況下に合わせて選択できる。

最新のマルチメディアシステム「マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)」が搭載され、よく使う機能や好みの機能をタブ画面で選択してカスタマイズし、ワンタップで必要な機能が使えるクイックアクセスにより、すべての人に分かりやすく、直感的な操作を実現。「アドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム(ADAS)」も装備され、「マセラティ アクティブ・ドライビング・アシスト」や、「ダイナミック・ロード・ビュー」などのさまざまな状況でドライバーをサポートする。

オーディオはイタリアの音の工房「ソナス・ファベール」が設計と製造を手掛けた2種類を用意。ユニークなナチュラルサウンドを特長とする「スタンダードプレミアムオーディオシステム」は、13個のスピーカーと2Dサラウンドで、出力は815W。真に深みと丸みのある豊かなサウンドを特長とする「ハイプレミアムオーディオシステム」は、16個のスピーカー、2Dおよび3Dサラウンドサウンドとパワフルなアンプ内蔵型で、最大出力は1060W。オプションでの提供となる。どちらも自然素材と専用スピーカー設計により、リアルワールドのサウンドや「ボイス オブ ソナス・ファベール(VoS)」トーンが生まれるという。

価格は3,120万円。今回のオーダー受付に電動化モデル「フォルゴレ」は含まれない。

PICK UP