未来ではなく"今"必要とされるEVを創る。アセンブルポイントのEVミニバス「SB(Smart Bus)」が日本進出を目指すワケ|BICYCLE-E·MOBILITY CITY EXPO 2024
フィリピンを中心に電動ミニバスとミニバンを製造・販売するEVメーカー株式会社アセンブルポイント(東京都港区:以下アセンブルポイント)は東京・新宿区で開催された「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2024」にEVミニバス「SB(Smart Bus)」を出展した。日産自動車でクルマづくりの技術・ノウハウを培ったエンジニアが主軸となり2010年に創立されたEVメーカーで、日本市場への進出を視野にASEANや中東での展開も強化するという。代表取締役社長の宮下 崇氏にミニバス開発へのこだわりをうかがった。
TEXT&PHOTO:石原健児
コンパクトなEVミニバス「SB(Smart Bus)」
アセンブルポイントが展示したEVミニバス「SB(Smart Bus)」は、全長3,670mm×全幅1,680mm×全高2,220mmと、日本で見かけるコミュニティバスよりもコンパクトな造りだ。最大乗員数は運転手を除き10名。
「フィリピンでは、大小さまざまなバスが運用されていますが、その中でも最もコンパクトで、かつニーズが見込まれる乗客10人までのミニバスを製造し、『Smart Bus』の名称で展開しています」。「SB」の最高速度は40km。実際は、時速60kmまでのパワーがあるが、フィリピンの交通レギュレーションに従い余裕を持たせて設定している。