スズキ「エスクード」3,326台をリコール…キャニスタの性能が低下し、保安基準不適合のおそれ
スズキは、エスクードの燃料蒸発ガス抑止装置(キャニスタ)に不具合があり、保安基準に適合しないおそれがあるとして、2024年6月6日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年3月8日~2024年4月1日に製造された3,326台。
不具合の箇所は、燃料蒸発ガス抑止装置(キャニスタ)。
キャニスタにおいて、キャニスタケースの形状が不適切なため、活性炭充填量が少ないものや、使用過程でキャニスタケースが変形するものがある。その結果、キャニスタ内に隙間ができてキャニスタの性能が低下し、保安基準31条「有毒なガスの発散防止装置の基準」に適合しないおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。海外認可当局からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のキャニスタを対策品と交換する。
使用者にはダイレクトメールまたは電話等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。