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クボタ「DR6130」など8車種2,676台をリコール…旋回できず、車両が直進するおそれ

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クボタ「DR6130」など8車種2,676台をリコール…旋回できず、車両が直進するおそれ

クボタは、DR6130など8車種のソレノイドバルブに不具合があり、旋回するために操向レバーを操作しても車両が直進するおそれがあるとして、2024年4月22日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年3月2日~2024年2月5日に製造された2,676台。

今回リコールの対象となるのは、2022年3月2日~2024年2月5日に製造されたER470、DR472、DR575、DR595、DR6130、DR7130、WRN575、WRN6100の8車種2,676台。

不具合の箇所は、旋回装置(ソレノイドバルブ)。トランスミッションの左右旋回クラッチを制御するソレノイドバルブの内部形状および構造が不適切なため、以下2点の要因により、旋回しようと操向レバーを操作しても、車両が直進するおそれがある。

1.油圧作動油に混入した金属片等がソレノイドバルブ内部に入り込んだ場合、噛み込みが発生しソレノイドバルブが固着する。

2.ソレノイドバルブ内部に入り込んだ油が抜けず密閉状態となり、バルブ内で圧力を保持した状態でバルブが作動すると、油の温度が上昇し、熱膨張によりソレノイドバルブが作動不良になる。

これまでに不具合が公道上で2件、圃場私有地内で57件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のソレノイドバルブを対策品に交換するとともに、トランスミッションオイルを新品に交換する。

使用者を把握しているため、直接訪問して通知するほか、自社ホームページにも掲載する。

リコール等に関するお知らせ | クボタ

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