テスラ、仙台市で大型蓄電システム「メガパック」稼働開始。一次調整力に参加へ

同システムの規模は、出力10.8MW、容量43MWh。系統用蓄電池として電力系統へ直接接続し、需給調整市場に参加する。需給調整市場の調整力のうち、最も応答速度の速い一次調整力への参加も予定。メガパックが一次調整力に利用されるのは国内で初めて。

同蓄電所は関電エネルギーソリューションが運用し、テスラはメガパックのメンテナンスサービスを行う。

メガパックは優れた応答性や安全性を備えているのに加え、蓄電池、パワーコンディショナー、温度管理システム、制御機構すべてを一つのコンテナサイズ筐体に内蔵しているため、現地での施工を簡素化でき、設置に必要な面積も最小限に抑えられる。

同社は世界中の系統用蓄電所プロジェクトの実績や経験を活かし、日本の電力供給の安定化、再生可能エネルギー普及に貢献するとともに、容量市場や需要調整市場への展開を進めていく。