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ホンダ、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売

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ホンダ、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売

本田技研工業(ホンダ)は6月28日、ポータブル電源「Honda Power Pod e:(パワーポッド イー)」を発売した。

同製品は、ホンダ独自の正弦波インバーターを搭載した、定格出力1500W(※1)のポータブル電源。着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」を挿入して、電源として使用する。

家庭用コンセントと同等の十分な出力を確保するほか、電気の質が求められる精密機器にも使用することができる。排出ガスや騒音を発生させないため、オフィスや店舗の災害時の非常用電源、夜間工事用の電源など、エンジン発電機の使用が難しい屋内外のさまざまなシーンでの活用を想定している。

予備のモバイルパワーパックをあらかじめ充電(※2)しておくことで、充電待機時間なしですぐに充電済みバッテリーと交換し、より長時間継続して使用可能。複数のHonda Power Pod e:や、Hondaのインバーター発電機・蓄電機を、別売りのコードで接続して並列運転(※3)することで出力を増やし、より幅広い電気機器に対応できる。

ソーラーパネルでの充電にも対応し(※4)、専用スマートフォンアプリで電源オフや充電タイマーの設定、バッテリー残量や出力状況の確認などを遠隔操作できる機能も備えている。

「Honda Power Pod e:」の使用例
「Honda Power Pod e:」の使用例

サイズは、高さ430mm、縦幅269mm、横幅385mm。重量は13.4kg。出力は、AC出力は2口、USB Type-A出力は2口。AC充電用入力端子は1カ所。四隅にハンドルを配置し、持ち運びのしやすさを追求。横に倒した状態でも使用および保管ができる。

モバイルパワーパックのサイズは、高さ298mm、縦幅156.3mm、横幅177.3mm(最大外寸)。重量は10.2kg。モバイルパワーパックは、既にホンダの電動バイクや、他社製品も含めたさまざまな電動機器の動力源として活用されており、製品間での相互利用(※5)が可能なため、ほかの製品に搭載されているモバイルパワーパックを用いて、Honda Power Pod e:を非常用電源として活用することもできる。

「Honda Mobile Power Pack e:」と(右)と専用充電器「Honda Power Pack Charger e:」(左)

販売会社であるホンダパワープロダクツジャパンを通じて、法人および個人事業主を対象(※6)に専用サイトで販売する。価格は、Honda Power Pod e:が24万6,400円。別売りのHonda Mobile Power Pack e:は10万8,900円。Honda Power Pack Charger e:は5万5,000円。

※1:定格出力:1500VA(W)、最大出力:2000VA(W)
※2:Honda Power Pod e:での満充電時間は約4時間、Honda Power Pack Charger e:(別売)での満充電時間は約6時間
※3:並列運転対象機種:Honda Power Pod e:、LiB-AID E500、EU9iGB(エネポ)、EU18i、EU26iJ
※4:同社推奨のソーラーパネルについては、製品サイトを確認
※5:旧モデルMobile Power Packは対応していない
※6:バッテリーリサイクルの社会的責任の観点から、バッテリーの適切な廃棄ができる事業者(法人・個人事業主)向けの販売としている

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