BMW「iX1 xDrive30」83台をリコール…走行不能に至るおそれ
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、iX1 xDrive30のフロントアウトプットシャフトに不具合があり、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあるとして、2024年6月13日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年2月10日~3月22日に製造された83台。
不具合の箇所は、フロントアウトプットシャフト。
フロントアウトプットシャフトの製造が不適切なため、規定以上の強さでシャフトが軸受に押し込まれたことにより、組み付け後の嵌合力が規定以上になっているものがある。結果、軸受が変形してスプライン部に緩みが生じ、固定クリップ部が破断して外れることで駆動力が失われ、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
改善措置として、全車両のフロントアウトプットシャフトを点検し、以下のいずれかに該当する作業を行う。
1.左フロントアウトプットシャフトを交換する。
2.右フロントアウトプットシャフトを交換する。
3.左右フロントアウトプットシャフトを交換する。
作業完了車は、左フロントドアのロワヒンジのボルトの頭に白ペイントを塗布する。