BMW「X5 xDrive 40d」など4車種1,305台をリコール…排気ガスの基準を満たさなくなるおそれ
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、X5 xDrive 40dなど4車種の原動機に不具合があり、そのまま走行すると、排気ガスの基準を満たさなくなるおそれがあるとして、2024年10月15日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年9月7日~2023年9月1日に製造された1,305台。
今回リコールの対象となるのは、2022年9月7日~2023年9月1日に製造されたX3 M40d、X5 xDrive 35d、X5 xDrive 40d、X6 xDrive 35dの4車種1,305台。
不具合の箇所は、フラップ操作調整用アクチュエーターのペンドラムサポート。排気ガス再循環装置(EGR)において、バルブフラップ操作用アクチュエーターのペンドラムサポートの製造管理が不適切なため、経年変化によりペンドラムサポートが破損するものがある。バルブフラップの切り替えができなくなり、エンジン警告灯が点灯し、そのまま走行すると、排気ガスの基準を満たさなくなるおそれがある。
これまでに不具合が14件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のフラップ操作調整アクチュエーターのペンドラムサポートを良品と交換する。改善対策済車には、左フロントドアのロワヒンジのボルト(頭)に白ペイントを塗布する。
使用者にはダイレクトメール等で通知、または車両に直接インカーコミュケーションメッセージを送信し、自社ホームページにも掲載する。