アウディ、SUVクーペ「Q8/SQ8」一部改良モデル発売。デザインを全面的にアップデート
アウディ ジャパンは10月24日、プレミアムSUVクーペ「Audi Q8/SQ8」の一部改良モデルを発売した。
今回の改良では、フロントマスクをはじめ、デザインディテールを大幅にアップデート。プレミアムSUVクーペのスポーティでエレガントなキャラクターを強調させたという。
2DのAudi ringsをはじめとする新しいCIを採用。アップデートされたフロントセクションとリヤセクションに構成されるエクステリアデザインは、SUVクーペとしてのスタイリッシュなキャラクターを強調すると同時に、インテリアはファーストクラスの居住性をもち、どんなシーンにも対応する優雅さと快適さを提供するモデルを目指した。
Q8シリーズに初めて採用されたレーザーハイビーム付きHDマトリクスLEDヘッドライトには、ユーザーが4種のライトシグネチャーを選択できる可能なデジタルデイタイムランニングライトを装備。デジタルOLED(有機EL発光ダイオード)リヤライトは、4種類のライトデザインを選択できる(ともにオプション)。
Q8は、最高出力200kW(272PS)、最大トルク600Nmを発揮する50 TDI V型6気筒3.0L直噴ディーゼルエンジンと、最高出力250kW(340PS)、最大トルク500Nmを発揮する55 TFSI V型6気筒3.0L直噴ガソリンエンジンの2タイプを用意し、8速ティプトロニック、quattroフルタイム4輪駆動を採用している。55 TFSIは、さらなる高効率と快適な走行を実現する48V電源とリチウムイオンバッテリー、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)を採用したマイルドハイブリッド(MHEV)システムを搭載している。
SQ8は、最高出力373kW(507PS)および最大トルク770Nmを発揮する4.0 TFSI V型8気筒4.0L直噴ガソリンエンジンが搭載され、8速ティプトロニックとquattroフルタイム4輪駆動システムが組み合わされている。0~100km/hを4.1秒で加速し、最高速度は250km/hに電子的に制限されている。
1-3-7-2-6-5-4-8の点火順序を備えた4リッター直噴V8エンジンは、スポーティで重厚なサウンドが特徴。低中負荷状態および一定の加速条件で、シリンダーオンデマンドシステムが、燃料噴射および点火を止め、吸気バルブと排気バルブを閉じることで、2番、3番、5番、8番のシリンダーを休止させ、高性能と高効率を両立させる。
SQ8向けオプションのアドバンストサスペンションパッケージには、より軽快で正確なハンドリングを実現するリヤスポーツディファレンシャルと、凹凸のある路面でボディの動きを軽減したり、コーナリング時にロール角を大幅に減少させたりすることで、車両のハンドリングをより正確にする、アクティブスタビライザーが含まれる。オールホイールステアリングは、SQ8の標準装備となる。
デザインを一新したアウディのSモデル専用のフロントスポイラー、印象的なリヤディフューザー、左右4本出しのテールパイプールパイプを特徴としている。
シングルフレームグリルには、スポーティなカラーのL字型インレイが配置され、大きなエアインテークにはハニカムグリルが装着されている。ドアミラーハウジング、シングルフレームのインレイ、サイドエアインテークのエッジ、サイドスカートのインレイは、スポーティなアルミ調仕上げとした。
インテリアは、Sのロゴ付きダイナミカ/レザーのスポーツシートやブラックのヘッドライニング、専用ビューを備えたアウディ バーチャルコックピットプラスなどにより、特別感を演出している。
フロントのブラックのブレーキキャリパーには、AudiのSモデルであることを象徴するSロゴを装着。オプションでレッドキャリパーも選択できる。
価格は、最高出力272psの50 TDI V型6気筒3.0L直噴ディーゼルエンジンの「Q8 50 TDI quattro」が1,105万円、「Q8 50 TDI quattro S line」が1,228万円。最高出力340psの55 TFSI V型6気筒3.0L直噴ガソリンエンジンの「Q8 55 TFSI quattro S line」が1,248万円。最高出力507psの4.0 TFSI V型8気筒4.0L直噴ツインターボガソリンエンジンのスポーツモデル「SQ8」が1,626万円。