ホンダ「Gold Wing」など2車種2,041台をリコール…エンジンがロックするおそれ
本田技研工業(ホンダ)は、Gold Wingなど2車種のドライブギヤ固定ボルトに不具合があり、最悪の場合、エンジンがロックするおそれがあるとして、2024年10月31日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年2月15日~2021年6月16日に製造された2,041台。
今回リコールの対象となるのは、2018年2月15日~2021年6月16日に製造されたホンダ Gold Wing、Gold Wing Tourの2車種2,041台。
不具合の箇所は、ドライブギヤ固定ボルト。ドライブギヤをクランクシャフトに固定するボルトの耐久性が不足しているため、急加速時にボルトのねじ部に過大な応力が集中し、亀裂が生じることがある。そのまま使用を続けると、ボルトが折損し、クランクシャフトの回転を検知しているパルスロータが外れて、点火と燃料噴射を適正に行えずにエンストして、最悪の場合、ボルトの破片が嚙み込み、エンジンがロックするおそれがある。
これまでに不具合が2件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のドライブギヤ固定ボルトを対策品に交換し、車台番号打刻部付近に黒色の識別ラベルを貼付する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。部品の準備に時間を要することから、不具合内容を周知し、準備でき次第、改めて連絡する。