カワサキ「noslisu e」49台の改善対策を提出…タイロッドが折損し、転倒するおそれ
カワサキモータースは、noslisu eのタイロッドに不具合があり、使用を続けることで折損し、最悪の場合、転倒するおそれがあるとして、2024年10月3日、国土交通省物流・自動車局長に改善対策届を提出した。改善対象車は、2023年5月23日~5月26日に製造された49台。
不具合の箇所は、タイロッド。ステアリングシャフトとタイヤをつなぐタイロッドの設計検討が不十分なため、取り付け角度が不適切となり、ステアリング操作時にタイロッドに大きな負荷がかかることがある。そのまま使用を続けるとタイロッドが折損し、最悪の場合、転倒するおそれがある。
対策として、全車両のタイロッド取り付け角度を変更するため、ブラケットを新たに追加してタイロッドを対策品に交換する。ブラケットの追加に伴うブレーキケーブルとの接触保護のために、スパイラルチューブを追加する。改善対策済車には、車体番号プレート右側のフレームに白色ペイントを塗布する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。