トヨタ「カローラ ツーリング」1,429台をリコール…カメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないおそれ
トヨタ自動車は、カローラ ツーリングの後方カメラの防水性が不十分なため、浸水により回路が腐食して導導通不良となり、カメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないおそれがあるとして、2024年11月21日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年3月15日~3月27日に製造された1,429台と、交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性がある車両が特定できたものの一部。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2023年3月15日~3月27日に製造されたトヨタ カローラ ツーリング1,429台
・2022年10月7日~2024年4月15日に交換修理用部品の後方カメラとして出荷し、組み付けられた可能性がある車両が特定できたカローラ ツーリング、ノア、ヴォクシーの3車種18台
不具合の箇所は、後方カメラ。パノラミックビューまたはバックガイドモニターの溶着設備の管理が不十分なため、カメラケース接合面の防水性が確保できず、雨水等が浸入することがある。浸水により回路が腐食して導通不良となり、カメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないおそれがある。
これまでに不具合が1件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、2024年6月14日付け届出番号「5497」でリコール届出を行ったが、対象カメラの製造番号の選定に不備が判明したため、再度届け出た。改善措置として、全車両の後方カメラの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換する。改善対策済車には、車台番号のハイフン後4桁目の上に黄ペイントを塗布する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。