serch
閉じる
開く

category

一覧

TECHNOLOGY

自動運転の国際ルールづくりがスタート。2年後が決定のゴールに ｜ 自動運転はどこへいくのか？②

牧野 茂雄
公開日：
更新日：
自動車基準調和世界フォーラム｜UN（United Nations＝国連）には多くの機関があり、その中には加盟国同士の経済活動を円滑に行なうためのルール作りを担う組織がある。政治と経済を切り離せない以上、経済活動での交通整理も国連の役割である。その上位組織が経済社会理事会であり、その下に欧州、アジア太平洋など地域ごとの委員会があり、自動車関連は欧州経済委員会の傘下にある。WP.29での決定事項は「相互に共有する」ことが基本だが、加盟国のそれぞれの事情もあるため「この部分は批准しない」という例外も認められている。
WP（Working Party＝作業部会）.1は道路交通安全、WP.3は内航海運の技術安全要件、WP.6は規制の国際協調と標準化など、テーマごとの作業部会がある。WP.29は自動車基準認証の国際協調を話し合う。
自動車産業側から見た基準・標準｜OICA（国際自動車会議所）は各国の自動車業界団体で構成され、日本からはJAMA（日本自動車工業会）が参画している。ADAS／AD領域では、商品である自動車の製造に責任を持つOEM（自動車メーカー）の団体であるJAMAが技術視点での提案をJASIC／国交省との間で国内調整し、道路交通法規との整合性は警察庁と連携する。国際的なルールづくりの場であるWP.1／WP.29は、OICAと連携する。
記事を読む

総合人気ランキング

FEATURES
サスペンションをめぐる、12の素朴な疑問
TECHNOLOGY
電気の力で流れを整える：駆動力の階段を作らない「やじろべえ」
NEWS
ホンダ 0シリーズ搭載予定の次世代EV技術を「Honda 0 Tech Meeting 2024」で公開
NEWS
【海外技術情報】BASF：生体触媒による生産プロセスの効率を最適化するコンピュー...
TECHNOLOGY
エンジンテクノロジー超基礎講座038｜熱効率の極限到達：2万7260ℓ直列12気筒巨大舶...
TECHNOLOGY
電気の力で流れを整える：駆動力の階段を作らない「やじろべえ」
FEATURES
サスペンションをめぐる、12の素朴な疑問
TECHNOLOGY
アクティブサスペンション、電動化に伴い開発が再び活発に、NIOやポルシェはClearM...
TECHNOLOGY
エンジンテクノロジー超基礎講座033｜エンジンの振動を考える。加振力と偶力、一次...
FEATURES
電動化時代を迎えた今、トランスミッションの役割は終わるのか？
ランキング一覧

キラーワード

PICK UP

会員
限定
TECHNOLOGY
生成AIはCADによる自動車設計を効率化できるのか？｜元設計エンジニアがその可能性について探る（前編）
NEWS
【海外技術情報】CATLが「フリーボイスーパーハイブリッドバッテリー」を発表
有料
限定
TECHNOLOGY
コネクテッドカー製造の先駆者「ワイヤレスカー」が日本法人を設立。CEOが日本の市場や開発メーカーに伝えたいこと
会員
限定
FEATURES
自動運転レベル4の法的枠組みを初めて構築したドイツ。自家用自動運転車により業界をリードするための各社の取り組み
有料
限定
TECHNOLOGY
世界のEVを透視する… 各社のBEVローリングシャシー
NEWS
ホンダ 0シリーズ搭載予定の次世代EV技術を「Honda 0 Tech Meeting 2024」で公開
NEWS
【海外技術情報】DJI：ドローンの世界シェア70%を誇るDJIが電動アシスト自転車用ドライブユニット「Avinox Drive System」を発表
有料
限定
TECHNOLOGY
エンジン開発最新動向、BMWやポルシェ等が副燃焼室：プレチャンバーの課題克服に向けたさまざまな手法を考案［FOURIN通信］
会員
限定
FEATURES
イスラエルの自動運転分野を支えるのは600社を超えるスタートアップ、政府と連携し自動運転の実用化を目指す