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上天草市と日産、「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに向けた包括連携協定」を締結

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上天草市と日産、「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに向けた包括連携協定」を締結

上天草市(熊本県上天草市)と、日産自動車(本社:神奈川県横浜市西区)、熊本日産自動車(本社:熊本県熊本市西区)および日産プリンス熊本販売(本社:本県熊本市東区)の4者は、2023年2月2日、「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに向けた包括連携協定」を締結した。

本協定は、上天草市の持続可能なまちづくりの実現に向け、走る蓄電池となる電気自動車(EV)の普及促進を通して、温室効果ガスの削減、災害対策の強化等の地域課題の解決およびSDGsの推進に取り組むことを目的とした協定である。ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の「ブルー・スイッチ」活動として205件目の取り組みとなる。

協定の経緯・背景

上天草市は、2022年6月に「ゼロカーボンシティ」を宣言しており、脱炭素化を推進している。持続可能で強靱なまちづくりを目指し、防災・災害対策やSDGsの推進にも積極的に取り組んでいる。

日産は2018年5月より、EVの普及を通じて脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指すブルー・スイッチを全国の自治体や企業、販売会社と共に推進している。また、2030年代の早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言。電動化とともに、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。

日産のブルー・スイッチ、上天草市が推進する環境・災害対策やSDGsの推進にお互いが賛同し、本協定が締結された。

協定の概要と主な連携内容

「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに向けた包括連携協定」の概要は、以下の通り。

(1) 環境に配慮したまちづくりに関する事項

再生可能エネルギーの普及促進
・再生可能エネルギーおよびEVを蓄電池として活用し、上天草市における電力の地産地消を推進

(2) SDGsの推進に関する事項

市民を対象とした教育活動や講演等の実施
・環境意識の向上、ブルーカーボン、SDGs等の認知向上のための教育活動を実施

(3) 電気自動車の普及促進と活用に関する事項

EVの多様な活用および普及活動の実施
・上天草市が主催する各種イベントでEVからの電力供給を通じた市民への啓発活動を実施
・充電設備の設置を促進

(4) 防災・災害対策に関する事項

上天草市内避難所等での非常用電源としてのEV活用
・発災時に販売会社が上天草市にEVを貸与し、上天草市の避難所等へ非常用電源として配備

(5) その他、協議し必要と認める事項

上天草市は、公用車として日産サクラ(EV)2台の導入を計画している。今後も環境に配慮したEVの普及を目指し、環境・防災力向上にも努めていくという。

上天草市と日産は、本協定締結を機に、EVを活用した環境に配慮し災害に強い持続可能なまちづくりを推進していくという。美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素社会の実現、SDGs達成に向けて、更に連携を強化していく。

First Contact Nissan Technology

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