米ルーシッド、新型電動SUV「Lucid Gravity」を発表。セダン「Air」に続く2台目
米国の電気自動車(EV)メーカー・Lucid motors(ルーシッド・モーターズ)は11月21日、新型電動SUV「Lucid Gravity(ルーシッド グラビティ)」を発表した。
2016年にセダンタイプのEV「Lucid Air」を発表した同社は、今回Lucid Gravityを発表し、2台目の車種をラインアップした。
デザインは広々としたインテリアと多用途性を重視。3列目のシートを設け7人乗りの設計としている。2列目のシートには利便性の高いテーブルが備わり、2列目と3列目のシートを畳んでフラットにすると約3立方メートルの荷室スペースにもなる。
運転席は「Clearview Cockpit」と呼ばれるルーシッド・モーターズのユーザーインターフェースを採用。86cmの曲面有機ELディスプレーが特徴で、センターコンソールと並べて配置している。ワイヤレスでアップデートできる同社の次世代ソフトウエアを導入し、継続的な車両の改良を保証する。
走行性能は、同社の予測推定値で時速約100kmまでの加速時間は3.5秒未満。680kgの積載量、約2700kgの牽引能力を備える。想定航続距離は約700km。高速充電システムを搭載しており、350kWDCの急速充電器に接続した場合に15分の充電で約320kmの走行が可能となる。
米国市場での予定販売価格は8万ドル以下から。生産開始は2024年後半を予定している。
※Gravityは生産開始前のため、車両仕様や価格は変更される可能性がある