豊田合成、商用車向けの大型高圧水素タンクを市場投入
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豊田合成(本社:愛知県清須市享)は、水素で走る燃料電池トラック向けにニーズ拡大が見込まれる、大型の高圧水素タンクを市場投入した。既に、トヨタやいすゞなどが出資する「Commercial Japan Partnership Technologies」(※1)が市場導入を進める量販燃料電池小型トラックに採用されている。
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豊田合成が開発した大型タンクは、燃料電池車のMIRAI(2代目)向けに生産している乗用車用タンク(※2)の約8倍の水素充填が可能(※3)。MIRAI向けタンクで培った、水素の貯蔵効率向上技術を応用した。
輸送用トラックなどの商用車は走行距離が長く、一日に複数回の配送業務を行うことから長い航続距離や短時間での充填が求められる。これらのニーズを満たす燃料電池トラックの普及が期待されている。豊田合成は今後も、燃料電池車の基幹部品である水素タンクの開発・生産を通じて水素社会の実現に貢献していくという。
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※1:商用車におけるCASE技術・サービスの企画を行う会社として2021年4月に設立。カーボンニュートラル社会の実現への貢献だけでなく、ドライバーや作業者の負担軽減など、輸送業界が抱える課題解決にも取り組む。
※2:トヨタと共同開発し、2020年11月より、いなべ工場で生産。
※3:MIRAIの車両後部に搭載のタンクと比較。