衝突の際に助手席のエアバッグが作動しない?「BMW 740i」「BMW i7 xDrive60」128台をリコール
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、エアバッグの不具合により、衝突の際に助手席エアバッグ、ニーエアバッグ、アクティブヘッドレストが機能しないおそれがあるとして、2023年3月1日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年6月20日~11月4日の間に製造された128台。
不具合の部位は搭乗者保護装置(エアバッグ)。シートモジュールにおいて、ソフトウェアが不適切なためシートの位置を正しく検出できない可能性がある。そのため、エアバッグ警告灯およびチェックコントロールメッセージが表示され、衝突の際に助手席エアバッグ、ニーエアバッグ、アクティブヘッドレストが機能しないおそれがあるとのこと。
これまでに不具合は発生しておらず、事故も起きていない。ドイツ本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両、すべての座席のシートモジュールを対策ソフトウェアに書き換える。改善のためのプログラムの書き換えは、以下のいずれかで行う。
1.販売店に入庫して診断機により実施する
2.対象車両へ遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストールしてもらう
使用者にはダイレクトメール等で通知するほか、車両に直接インカーコミュケーションメッセージを送信するという。