メルセデス・ベンツ「E350de」など132台をリコール…電気装置に不具合、走行不能に至るおそれ
メルセデス・ベンツは、「E350de」など2車種の電気装置に不具合があり、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあるとして、2023年9月28日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年12月14日~2022年8月18日に輸入された132台。
今回リコールの対象となるのは、2020年12月14日~2022年8月18日に輸入された、メルセデス・ベンツ E350e、メルセデス・ベンツ E350deの2車種132台。
不具合の箇所は、電気装置(パワーエレクトロニクス配線)。プラグインハイブリッド車のパワーエレクトロニクスにおいて、作業指示が不適切なため保護材が装着されておらず、配線がアンダーボディーパネルと干渉して被覆が摩滅し、断線することがある。そのため、高電圧システムに関する警告メッセージが表示され高電圧システムが停止することで排出ガス量の増加等の不具合が発生し、最悪の場合、エンジンが始動できなくなり走行不能に至るおそれがあるとのこと。
これまでに、不具合、事故ともに起こっていない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のパワーエレクトロニクスの配線を点検し、配線に保護材を装着する。配線に損傷がある場合は修理する。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。