走行中にベルトが外れるおそれ。トヨタ「シエンタ」約16,000台をリコール
トヨタは、後部左用座席ベルトのバックルの保持構造が不適切なことにより、最悪の場合、走行中にベルトが外れるおそれがあるとして、2023年4月6日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年6月15日~2023年1月10日に製造された計16,194台。
後部左用座席ベルトの保持構造が不適切なため、バックルが座席内部に落ち込んでリクライニングができなくなることがある。その状態でリクライニング操作を行うと、バックルが損傷してシートベルトが正しくロックできず、最悪の場合、走行中に外れるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合は5件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として全車両のバックル取付部の保持用バンドを対策品に、バックルを新品に交換する。また使用者には、ダイレクトメール等で通知するという。