丸山製作所「SSA-E502DX」など393台をリコール…駐車ブレーキ装置に不具合
丸山製作所は、農業用薬剤散布車の駐車ブレーキバックプレートのピンに不具合があり、最悪の場合、走行不能になるおそれがあるとして、2023年8月21日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年10月29日~2023年4月26日の間に製造された4車種393台。
今回リコールの対象となるのは、2021年10月29日~2023年4月26日の間に製造された、以下の4車種393台。
・SE54A SSA-E502DX
・SE54A SSA-E502DX-1
・SE54B SSA-E542DX
・SE54B SSA-E542DX-1
不具合の箇所は、駐車ブレーキ。農業用薬剤散布車のセンター式駐車ブレーキ装置において、ブレーキ装置バックプレートに付けられたピンの溶接が不確実なものがあるため、駐車ブレーキをかけた状態で走行を行うと、ピンを溶接している部分がはがれピンが脱落するおそれがある。そのためブレーキを操作しても、停止状態を保持できなくなる。また、この状態で走行を続けると、最悪の場合、ブレーキ装置内部の部品がブレーキ軸部に嚙み込み、走行不能になるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が11件発生しているが、事故は起こっていない。自社サービス担当者からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のバックプレートを適切にピンが溶接されたものに交換する。
使用者には自社ホームページに掲載するとともに、所有者・使用者の双方に営業部門を通じて直接電話等で連絡する。改善対策完了車については、ステッカー(No.5367)を運転席足元の製造番号プレート近傍に貼る。