レクシヴと鈴与商事がEVの普及と脱炭素ソリューション展開に向けて資本業務提携

1.背景と目的

鈴与商事は2023年4月1日に「カーボンニュートラル宣言」を表明した。省エネ、電化、ゼロエミッション化の3つの基本的な考え方に基づき、2050年度までにカーボンニュートラルを達成することを目標に掲げている。具体的には、車両管理システムの導入、社有車の電動化（EV･HEV）、照明・空調の省エネ化、再生可能エネルギーの導入などを進めているという。

レクシヴのEVマネジメントに関する技術やサービスを活用することで、自社の取り組みを促進させるだけでなく、自社の取り組みで得られたノウハウをユーザーに提供し地域のカーボンニュートラル化に貢献するために資本業務提携契約締結に至った。

2.本提携の概要

1.鈴与商事のガソリン車のEV化

2030年までに鈴与商事の自社車両69台（社有車の29%）をEV化するため、レクシヴのEV導入支援サービスのFlemobi（フレモビ）を導入。持続可能なモビリティ環境の構築を目指す。

2.脱炭素先行地域である静岡市日の出地区におけるEVカーシェアリング導入

鈴与商事と静岡市で取り組んでいる日の出地区でのカーボンニュートラルやレジリエンス向上に向けた取り組みにおいて、レクシヴがEVカーシェアリングの立上げを支援する。

3.東海地域を中心とした脱炭素ソリューション提供

両社は、静岡県を始めとする東海地域を中心に、脱炭素ソリューションの一環としてEVの導入を積極的に推進。再生可能エネルギーとEVを統合したソリューションを共同開発し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する。

各社にそれぞれ役割を設け、鈴与商事は地域のカーボンニュートラル推進に向けたEVシフト支援およびEVエネルギーマネジメントサービスの提供を担当。レクシヴは、e-モビリティ管理プラットフォーム（※1）を中心とするEV・エネルギーマネジメント技術システムを提供する。

※1：レクシヴが開発したEVの車両管理・電力マネジメント・カーシェアシステムの統合型プラットフォーム