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ダイハツ、不正再発防止に向け組織改正。開発と認証を区分し客観性のある認証対応を強化

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ダイハツ、不正再発防止に向け組織改正。開発と認証を区分し客観性のある認証対応を強化

ダイハツ工業は5月31日、認証申請での不正行為の再発防止に向けて、開発と法規認証の体制を見直し、6月1日付で組織改正を実施することを発表した。

同社は不正行為の背景について、衝突安全分野において性能開発・評価・認証という一連の流れを1つの室の中で担当していたため、チェック機能が働かなかったことが原因の一つと推定し、開発と法規認証の体制の見直しを行い、再発防止を図る。

2023年6月1日付で実施する組織改正では、開発部門において、性能開発・評価・認証の各機能を分離させる。特に客観性を要する認証機能については、開発部門から独立させて品質統括本部を新設し、品質保証部門とともに新たな本部組織へと改編することで、全社的な品質マネジメント機能の体制を強化していく。

品質統括本部(新設)について

・全社における品質マネジメント機能の強化のため、営業CS本部から「品質保証部」を独立させ、「品質統括本部」を新設する。本部長は、代表取締役副社長の星加宏昌氏が担当する。

・客観性のある法規認証対応を強化するため「法規認証室」を、「くるま開発本部」から「品質統括本部」に移管し、開発と認証を明確に区分する。

くるま開発本部について

・役割を明確にした開発体制の強化を図るため、「車両性能開発部」の開発機能と評価機能を分離。「車両性能開発部」と「車両性能評価部」の2部体制に変更する。

不正行為に関しては現在、独立した第三者委員会による全容解明と真因分析を進めている。

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