スマートアシスト用カメラのブラケットが外れるおそれ。ダイハツ「ムーヴ」など6車種73,731台をリコール
ダイハツ工業は、スマートアシスト用カメラの固定用ブラケットの接着工程管理が不適切なため、最悪の場合、走行中に落下するおそれがあるとして、2023年6月23日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年10月1日~2020年6月9日に製造された73,731台。
今回リコールの対象となるのは、2019年10月1日~2020年6月9日に製造された、ダイハツ ムーヴ、ダイハツ キャスト、ダイハツ ブーン、スバル ステラ、トヨタ ピクシスジョイ、トヨタ パッソの6車種73,731台。
不具合の部位は乗車装置(スマートアシスト用カメラ)。予防安全機能(スマートアシスト)用カメラにおいて、ウインドシールドガラスへのカメラ固定用ブラケットの接着工程管理が不適切で、接着力が弱いものがある。そのため、使用過程で当該ブラケットが剥がれ、最悪の場合、走行中に落下。前方視界を妨げ、運転者席の基準を満たさないおそれがある。さらに、落下したブラケットの端部形状についても、乗車装置の基準を満足しないおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が45件発生し、物損事故が1件起きている。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のカメラブラケットに接着補強材を追加する。また、使用者にはダイレクトメールなどで通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載するとのこと。