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方向指示器の設計に誤り。三菱「VS323」など30車種8,480台をリコール

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方向指示器の設計に誤り。三菱「VS323」など30車種8,480台をリコール

三菱マヒンドラ農機は、方向指示器の設計に誤りがあり警告が表示されないため、運転者が故障に気づかず運転し続けるおそれがあるとして、2023年7月7日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2006年2月20日~2021年9月30日に製造された8,480台。

今回リコールの対象となるのは、2006年2月20日~2021年9月30日に製造された以下の30車種8,480台。

・三菱 VS323 VM221 / VS323 VM221G / VS323 VM219 / VS323 VM219G / VS323 VS323 / VS323 VS321 / VC18B VM218 / VC23B V323 / VC23B V321 / VC23B V220 / VC23B V220G / VC24B V324 / VC24B V322 / VC24B V221G / SB-VG60 VY60 / SB-VG60 VG60 / SA-VY50 VY50 / SA-VY43 VS38 / SA-VY43 VY43 / VM217 VM217 / VM217 VM217G / VM217 VM215 / VM217 VM215G / VM217 VM213 / VM217 VM213G / SB-VG85 VG85 / SB-VG85 VG585 / SB-VR98 VR98 / SB-VR98 VR698 / EDR-VC10C VR6108

不具合の箇所は方向指示器(ターンユニット)で、以下のような事象が発生する可能性があるという。

1.道路運送車両の保安基準改正があった際、方向指示器のターンユニットの設計が誤っていたため、方向指示器が断線等不具合を起こした場合に運転者に警告が示されない。そのため、方向指示器の故障に気づかず運転し続けるおそれがある。

2.道路運送車両の保安基準改正があった際、方向指示器のターンユニットの設計を変更する必要があるにもかかわらず、変更をせず生産を続けたため、方向指示器が断線等不具合を起こした場合に運転者に警告する機能がない。そのため、方向指示器の故障に気づかず運転し続けるおそれがある。

これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、以下の対応を行う。

1.全車両のターンユニットを交換し、規定の機能を持つ方向指示器にする。
2.全車両のターンユニットおよびハーネスを追加し、規定の機能を持つ方向指示器にする。

また、使用者を全て把握しているため、直接電話等で連絡するとともに、自社ホームページに掲載するという。

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