日産「セレナ」など5車種約47万台をリコール…意図せず加速するおそれ
日産自動車は、「セレナ」など5車種のe-POWER車及び電気自動車のビークルコントロールモジュールの不具合により、意図せず加速するおそれがあるとして、2023年7月14日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2017年8月21日~2023年3月6日に製造された47万8,199台。
今回リコールの対象となるのは、2017年8月21日~2023年3月6日に製造された、ニッサン ノート、ニッサン ノートオーラ、ニッサン セレナ、ニッサン リーフ、ニッサンMT キックスの5車種47万8,199台。
不具合の箇所は電子制御装置(ビークルコントロールモジュール)。e-POWER車および電気自動車のビークルコントロールモジュールにおいて、開発時にモーター出力制御プログラムの評価が不十分、プログラムに不備がある。そのため、クルーズコントロール(インテリジェントクルーズコントロール、プロパイロットを含む)による走行を終了した直後に特定の操作をした場合、意図しない加速をするおそれがあるとのこと。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のビークルコントロールモジュールの制御プログラムを修正する。
また、使用者にはダイレクトメール等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。