可変圧縮比機構の量産設計[日産・KR型リンク設計の妙]
![可変圧縮比機構の量産設計[日産・KR型リンク設計の妙]](/images/articles/big202307285fmq2m173622809000.jpg)
先般、日産の横浜工場で可変圧縮比機構を備えるKR型エンジンの生産工程を見学する機会を得た。MFi本誌にレポートを掲載するに先立ち、そもそも可変圧縮比機構を実現するためにどのような設計と生産の工夫がなされているのかをご紹介しよう。

通常のクランクシャフト+コンロッドの場合、燃焼圧を受けるのは上死点で、入力荷重はクランクピン→メインジャーナルの経路はほぼ直線。しかしVCRの場合、コンロッド相当のUリンク~クランク接続のLリンク~コントロールシャフト接続のCリンクという配置のため、てこの原理でクランク荷重は1.9倍にものぼってしまう。